Conference Zanmai

会議三昧

リーマンから後、どこの企業も金がなくて、その場しのぎのちんまい改修の仕事しか降ってこなかったから、大きな括りでの仕様の検討ってのもほとんど無かったので、だいぶ会議からは遠ざかっていが、この現場は会議三昧でなかなか大変だ。

毎日5時間ぐらい会議してるから、それに実作業を8時間のっけたら、毎日13時間労働になってしまう。そりゃ連日終電コースにもなる。

ビジネス本にはよく、無駄な会議を減らせと書いてあって、会議を減らすとそれだけで仕事が回るような印象で書いてある。

確かに無駄な会議ほど無駄なものはないが、どの会議が無駄でどれが必要な会議か判断できる人っては、ものすごく優秀な人だから、凡人に対して「無駄な会議はなくしましょう」と提言するのは、免許取立てライダーに対してレーシングマシンに適切なセッティングを施しましょうと言っているようなもので、言っていることはウソではなくとも、ハードルが高過ぎて意味がない。

無駄な会議というのは、大体は参加者の選び方が間違っている。
Keyになる人を呼んでいなかったり、呼ぶ必要がない人を呼んで徒に規模を大きくしてたりする。
必要にして最小限の面子を召集して、最短時間で切るように設定しておけば、無駄な会議はほとんど発生しない。この現場にいるとそれが良く分る。

IT業界というのはおかしな業界で、門外漢でも知らぬものが居ないぐらい名が通っている超有名IT企業でも、全然使えない社員を飼っていることがけっこうある。
あのシンクタンク系大手がとか、あのメーカー大手にもとか、泣く子も黙る大手独立系にも、え? と首を傾げたくなる人がけっこう居る。

前のプロジェクトで人事システムをやってみて、そのカラクリは大体解った気がする。
古い大手ほど、取引先とか官公庁とか大学教授からのコネで採用する枠が多く、コネ採用した人は人事のシステムにずっと縁故フラグが立っており、縁故フラグが立っている人は、当人のパフォーマンスがどんだけ悪くても、常に別枠で管理するように配慮がなされていた。冗談のようだが本当の話である。

ということで、歴史ある大手企業ほど一軍の社員のパフォーマンスは素晴らしいが、一定の割合で箸にも棒にも掛からない隠れ二軍社員が確実に含まれているということになる。

大手の名刺持ってるからと言ってそれだけでありがたがっていると、二軍と三流のデスマ仕事をすることになってしまうので、肩書きは参考程度にとどめ、相手の実力は常に自分の目で確認しないといけない。

そういう縁故二軍は、InputとOutputが厳密に対応していてコスト管理の誤魔化しが効き難い金融とか製造業には比較的少ないように思える。

逆に個人のパフォーマンスでど~んと付加価値を乗せやすく、扱っているものが物理的に厳密ではない広告業界とかIT業界は、少ない一軍プレイヤーで多くの二軍を養い易いので、業界の体質的に二軍が紛れ込み易いと思える。